
フェルナンド・リーデラー
Komorebi
(委嘱作品/世界初演)
ラヴェル:
左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調 *
ショスタコーヴィチ
交響曲第12番 ニ短調 Op.112 《1917年》
指揮:浅野 亮介
* ピアノ独奏: 黒岩 航紀
アンサンブル・フリーWEST
アンサンブル・フリーEAST
神戸大学国際文化学部を経て同大学院博士課程前期修了。
大学院では美学理論、作曲技法を学び、シェーンベルクを中心とした20 世紀初頭のドイツ音楽を軸に、古典派からロマン派まで幅広く研究対象にする。
最終論文のテーマはシェーンベルクのオラトリオ研究。
大学卒業と同時に自らのオーケストラ「アンサンブル・フリー」を、2014年には東京に「アンサンブル・フリーEAST」を立ち上げ、数々の演奏会を主宰する。
2011年~2022年まで大阪府立大学交響楽団のオーケストラ・トレーナーを務める。
作曲家、プロデューサー。1977年ブラジル生まれ、ウィーン在住。
ブラジル・クリチバで作曲をMaurício Dottoriに師事、ウィーン国立音楽大学進学を機に2003年よりウィーンを活動拠点とする。
プロデューサーとしては、現代音楽に特化した団体や音楽祭を主宰する。ブラジル時代は現代曲の演奏団体”ノヴァ・カメラータ(Nova Camerata)”や、作曲家による団体“the Ensemble entre
Compositores “を設立。2011年よりクリチバにてビエンナーレ ”Bienal Musica
Hoje “を主宰。ウィーンでは若手作曲家の作品を扱うアンサンブル"Platypus"を設立。音楽祭や海外ツアーでの演奏録音や新作初演を精力的に行っている。https://www.platypus-ensemble.com/home
作曲家としては60曲以上の作品を持つ。編成は「エレクトロニクスとソロ」から「オーケストラとオペラ」まで多岐にわたり、作品たちはアメリカ全土、ヨーロッパ、アジアで演奏される。リーデラーは音楽を、様々な文化と歴史的要素を自在に混ぜ合わせものだと考える。また、彼にとって音楽、芸術と歴史(一般的または音楽の)は世界とその可能性を考えるためのフィルターであり、さまざまな時代の要素を非純粋主義的に取り入れる作風や、自身の芸術観、人生観の基礎でもある。
文学、映画、自転車の遠乗りを愛する。
東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。同大学大学院修士課程、及びリスト音楽院修了。
第84回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。第11回東京音楽コンクールピアノ部門第1位及び聴衆賞。KIPA国際ピアノコンクール2019第1位。2023年第17回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門セミファイナリスト及び優秀演奏者賞。青山音楽賞新人賞、宇都宮エスペール賞受賞。
バッハからコンテンポラリーまでレパートリーも広く、2019年東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」出演。NHK-BS「クラシック倶楽部」NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」「リサイタル・ノヴァ」「リサイタル・パッシオ」等多数出演。
これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、ロイヤルフィルハーモニックオーケストラ、ローマトレオーケストラ、サンクトペテルブルク国立アカデミーオーケストラ等と共演。
国内外の多くの演奏家からの信頼も厚く、荒川文吉氏(Ob.)、齋藤志野氏(Fl.)との「Trio Explosion」を始め、室内楽やアンサンブルピアニストとしても活躍している。
1st CD「sailing
day」に続く2nd CD「展覧会の絵」はレコード芸術特選盤に選定される。
(公社)日本演奏連盟会員。東京藝術大学ピアノ科、甲斐清和高校音楽科非常勤講師。CJM神宮の杜音楽院講師。
https://www.kokikuroiwa.com/
東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業後、スイスのジュネーヴ高等音楽院に入学。ソリスト・ディプロマ及び、オーケストラ・ディプロマを取得後、スイスやフランスを中心に演奏活動を続ける。
2008年にスイスにて4人のアンサンブル「Blanche
Terre」を結成。バロック音楽から20世紀までの作品に始まり、ヴァイオリン・デュオによる多くの作品群や、日本人作曲家の作品なども積極的に取り入れて各地の教会やサロンを中心に演奏。こうした活動が評価されて、2010年にはタヴァンヌの「LE
ROYAL」シリーズの招待を受けて演奏し、成功を収めた。
2009年に帰国し、室内楽やソリストとして幅広く活動した後、2016年より大阪交響楽団アソシエイト・コンサートマスターに就任。大阪バッハアンサンブル、The Symphony Hall String
Quintetメンバーも務めた。海外での音楽祭等への出演も多く、グラーツ、ケルン、台東などに招かれている。
2022年にはピアニストの十川朋子氏との活動10周年を迎え、記念リサイタルを開催、新たに「DUO OKAMOTO」として活動を続けている。
今回共演の寺田達郎氏は長年、カント・カルテットやトリオで舞台を共にしたパートナー。
愛知県岡崎市生まれ。鈴木メソードによりチェロを始める。桐朋学園大学卒業。
チェロを久保田顕、中尾恵子、毛利伯郎、林俊明、チョー・ヨン=チャンの各氏に、室内楽を東京カルテット、パノハカルテット、岩崎淑、藤井一興に師事。
第11、13回宮崎国際音楽祭、東京チェロアンサンブル、めざましクラシックス、ヤングプラハ国際音楽祭ガラコンサート等に出演。また、名古屋音楽学校のイギリス公演にソリストとして同行。
2013年6月にはアメリカのHot Springs Music Festival に招待され室内楽を演奏。
またトリオムジークケラーのメンバーとしてピティナ主催のピアノトリオ全曲録音プロジェクトに参加している。
大阪交響楽団を経てソロ、室内楽の他、全国の主要なオーケストラで客演首席奏者として出演している。
アンサンブルフリーからの委嘱で、作品を提供していただいた、またこれから提供していただく現代作曲家を紹介しています。
今後、多くの現代作曲家を紹介していく予定です。