《ロマンスをぶち殺す オーケストラのための》の作曲者である佐藤伸輝さんにインタビューをしました。インタビュアーは、金﨑奎 (当団Tp奏者 事務局長)、池端研人 (当団Tp奏者・事務局長補佐)
です。
作曲をはじめたきっかけ
- 池端
- 本日はよろしくお願いします。
- 佐藤
- よろしくお願いします。
- 池端
- 佐藤さんのご出身は中国で、そこから日本に移り住まれピアノの演奏活動もされてきたと伺いました。演奏活動や作曲を始めるきっかけは何だったのでしょうか?
- 佐藤
-
まず、ピアノをちゃんと習い始める前から即興演奏をしていました。親戚の前で「今から〇〇の曲を弾きます!」と言ってオリジナル曲を演奏する、みたいな。それが僕の音楽の始まりです。クリエイティブなところからの出発というか、最初やりたかったのはオリジナル曲を作る、ということでしたね。それから延長線上でピアノを習っていましたが、親にやらされている感じで。やっぱりある時思い出すんですよ、「やっぱ作曲がやりたいんだな」と。そこから自然に作曲を始めました。最初期はただ即興で演奏をして、それを曲と呼んでいました。いいメロディーがあったら覚えておいて、それを思い出しながら演奏するのですが、やるたびに曲がアップデートしていく形で。それは今でも続いています。小学生の時に作った曲も、楽譜はないんですけど今も頭の中に5曲くらいは残っています。