アンサンブル・フリーWEST
アンサンブル・フリーEAST
神戸大学国際文化学部を経て同大学院博士課程前期修了。大学院では美学理論、作曲技法を学び、シェーンベルクを中心とした20
世紀初頭のドイツ音楽を軸に、古典派からロマン派まで幅広く研究対象にする。最終論文のテーマはシェーンベルクのオラトリオ研究。
大学卒業と同時に自らのオーケストラ「アンサンブル・フリー」を、2014年には東京に「アンサンブル・フリーEAST」を立ち上げ、数々の演奏会を主宰する。
2022年に有望な若手プロ奏者および音楽を専門に学ぶ学生から構成される「アンサンブル・フリーJAPAN」を設立し、従来のクラシック音楽から最新の現代音楽まで、国内外に幅広く発信するために意欲的な演奏会を企画している。
2011年~2022年まで大阪府立大学交響楽団の、2023年からは大阪公立大学交響楽団のオーケストラ・トレーナーを務める。
作曲家、即興ピアニスト。
2002年、日本生まれ。中国育ち。
大衆文化に氾濫する様々な「型」や「常套句」を出発点とし、幅広い創作活動を行う。
例えば「ゆめうつつ」と「たったふたりきり!!!」では、現代音楽の文脈において定番のコード進行をそのまま音高素材として取り入れている。
2017年に帰国後、東京音楽大学附属高等学校ピアノ科を経て、現在東京藝術大学作曲科四年在学中。宮田亮平奨学生。これまでにピアノを李玮捷、川上昌裕、西村翔太郎、作曲を近江典彦、北爪裕道、鈴木純明各氏に師事。
2021年、チェリスト山澤慧氏無伴奏チェロリサイタル「マインドツリー Vol. 7」にて自作「Shape memo!!!!!!」が公募113作品より2作品に選出、初演される。
2024年には、中国と日本の若手作曲家の交流を促進する目的で、作曲団体「東京烤鸭」を設立し、東京を拠点にコンサート運営を行っている。
1969年、福井県大野市生まれ。吹奏楽とハードロックの経験の後、東京学芸大学で音楽を学ぶ。大学入学後はフリージャズや集団即興、お笑いバンド活動なども行った。2001年度武満徹作曲賞選外佳作(審査員=オリバー・ナッセン)、平成14年度文化庁舞台芸術創作奨励賞、2003年日本現代音楽協会新人賞、などに入選。現在は、様々な団体や個人からの委嘱や共同企画による作曲、優れた演奏家の協力のもとでの先鋭的な演奏会の企画、通常とは異なる方法で使用する電気機器による即興演奏、の三つの柱で活動を展開する。2013年から2023年まで「武生国際音楽祭・新しい地平」の運営アシスタントを務める。
作曲においては、厳密に管理された時間構造の中で、圧迫されるような沈黙の中に奏者の微細な身体性が滲み出すような空間を作ることを目指す。演奏会企画においては、演奏家との周密な打ち合せのもと、先鋭かつ豊かな音楽の様相を感じ取れるような音楽会を開催する。また電気機器即興は、池田拓実や多井智紀と「電力音楽」を名乗り、その他様々な演者とも交流し、瞬間の音響の移ろいを聴き出すことに集中する。
ここ数年は主に室内楽曲を中心として年間20曲程度を作曲、初演。東京近辺で活動する現代音楽に関心を寄せる演奏家の殆どがその作品を初演、再演している。また多くの、先鋭的な若手作曲家、演奏家たちによる企画に招聘されている。最近は童話制作も始め、自ら執筆、朗読している。また大変なブルックナーマニアでもある。
アンサンブルフリーからの委嘱で、作品を提供していただいた、またこれから提供していただく現代作曲家を紹介しています。
今後、多くの現代作曲家を紹介していく予定です。